Support for medical corporation conversion
医療法人化にはメリットとデメリットがあります。
節税、事業承継や介護事業への参入、分院展開など、医療法人化する理由は多種多様です。
先生方の現状や将来の展望をお伺いし、メリットとデメリットをご説明させていただきます。
税金 |
・理事報酬等に給与所得控除が適用され、個人より税負担を減らすことが可能です。 ・役員退職金を支給することができ、経費計上が可能です。 ・一定の条件を満たす生命保険を法人で加入し経費計上することが可能です。 |
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信頼 | ・医療法人にすることで社会的信用性が向上します。 ・採用に関しても効果があり、信頼度が向上し優秀な人材が集まります。 |
経営 | ・後継者に引き継ぐ際の「事業承継」が個人よりも容易になります。相続も同様です。 ・法人会計を行うため、個人よりも厳格な財務管理となり高度な経営判断が可能になります。 ・分院展開などが可能となります。 ・介護事業への参入が可能となります。 |
資金繰り | ・社会的信用が向上するため金融機関からの融資を受けやすくなります。 ・個人よりも厳格な財務管理となり、多様な資金繰り対策を行うことが可能です。 |
お金や税金 | ・接待交際費の一部が経費(損金)になりません。 ・社会保険(健康保険・厚生年金等)に加入する必要があります。 |
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その他 | ・都道府県等による指導や監督責任等が強化されます。 |
経営 | ・事務処理が増加します。(登記手続き、保健所への提出書類などが増えます。) |
医療法人は許認可事業になるため法人設立までに事前の協議が必要になります。
(1)期間を自由に選択して設立ができません。
宮城県の医療法人申請月は3月、9月の年2回です。
(2)都道府県知事の許可が必須。
また、必要な書類も多く存在しますので、できる限り余裕をもった計画で医療法人を設立する必要があります。
医療法人をお考えの先生はまずはお気軽にご相談ください。
(1) 役員は理事を3名(自身を含む)と監事1名の合計4名以上必要です。
(2) 医療法人には、「社団」「財団」があります。
(3) 都道府県によって異なりますが、個人事業として2年以上の開業実績が求められる場合があります。(実績内容によりますが2年未満の実績でも設立可能です)
・設立認可申請書 ・定款 ・過去2年分の実績 ・確定申告書の写し(2年間分)・建物、土地登記簿謄本 ・役員全員の履歴書当 ・設立趣意書 ・社員役員名簿等
項目にするとおよそ、40~50種類の書類が必要になります。
・法人名の決定
・役員構成の決定
・拠出資産の決定
・設立総会を開催し、議事録を作成します。
・設立認可申請書の作成・提出
・担当部署や院長面談を行います。
※地域によってない場合もございます。
・設立認可申請書の本申請を行います。
・都道府県により基金拠出制度を採用される場合、別途「特別代理人選任認可申請書」が必要になります。
医療審議会に諮問ののち、医療審議会での審議・答申されます。
設立認可書が交付された後、一定期間内に法人登記を行います。
登記が完了し、医療法人設立となります。